『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」春は名のみの京都



「平安京と平安宮」案内板
〜西側〜

平安宮跡と遺跡探訪

平安宮跡と遺跡探訪
平安宮復元想像図
1 JR二条駅〔現在地〕 ここは朱雀大路の真ん中西寄りに当たり、西には穀倉院や、右京職などがありました。

2 朱雀門跡は約300m北の千本通東側に石柱があります。

3 朝堂院(大極殿)跡は千本丸太町交差点の北寄りにあって歩道上に「大極殿跡」の標示があり、千本通歩道にも小安殿や昭慶門の位置を示す標示があります。

4 史跡平安宮豊楽殿跡は、基壇北西部分を保存、石柱や説明板があります。(写真参照)

5 平安宮造酒司倉庫跡は、京都アスニー中庭にあり、底面に掘立柱倉庫跡を標示。中庭に説明板、建物1階には出土遺物の展示コーナーがあり、外壁も出土瓦文様のタイルが貼られています。

 大極殿遺址の石碑は、千本丸太町交差点北西の内野自動公園内に、建都1100年を記念して建立されました。この石碑は、大極殿の北回廊の上に建っています。公園南方入口にある銀行南東角にも説明板があります。
平安宮の位置図
7 中務省跡は丸太町通と美福通交差点北側のマンション前に説明板があります。

8 史跡平安宮内裏内郭回廊跡は、下立売通南側に説明板があり、それより東が天皇の住まいの内裏となります。(写真参照)

9 蔵人所町屋跡は、下立売通北側の食堂前に石碑があります。(写真参照)

10 発掘調査で見つかった内裏の正門である承明門跡には石柱と駒札があります。(写真参照)

11 内酒殿跡からは、平安宮内で初めて大規模な井戸跡が見つかり中から年号木簡が出土しました。デイサービスセンター前に説明板があります。(写真参照)

12 聚楽第跡は、平安宮跡の西北域を含む一帯に安土桃山時代に豊臣秀吉が造営。ハローワーク西陣の発掘では、南北堀跡が見つかり金箔瓦(重要文化財指定)が大量に出土しました。

13 一条戻橋は、三善清行の死と蘇生に関わる話、安部晴明の式神の話、渡辺綱と鬼女の話のほか、千利休の木像磔など、様々な伝説や物語の舞台となりました。現在も一条通には橋が架かり、近くに駒札もあります。

14 晴明神社は、平安中期の陰陽家で天文博士の安部晴明を主神とする神社で、若者に人気があって、参詣する人も多く、観光スポットとなっています。

15 京都市考古資料館では、平安宮跡をはじめ市内発掘調査の成果を分かりやすく展示しています。 (入館無料、月曜休館)


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