花橘亭〜なぎの旅行記〜平安時代好きの京都旅行記陽春の京都



みやじじんじゃ
宮道神社

●所在地 :京都市山科区勧修寺仁王堂町 地図を見る
●交通 :地下鉄「小野」駅下車 徒歩10分


宮道神社

正面から撮影


 勧修寺(かじゅうじ)の南に、日本武尊(やまとたけるのみこと)とその子・稚武王(わかたけおう)、宮道弥益列子、列子の夫・藤原高藤とその子どもたちを祀る宮道神社(みやじじんじゃ)が鎮座しています。

 入り口には、藤原高藤と宮道列子との間に生まれ三条右大臣と呼ばれた藤原定方の歌碑が建立されています。



宮道神社 由緒碑より

由緒碑


 当社は、宇治郡を本拠とした氏族宮道氏の祖神日本武尊、その子稚武王を祭神として、寛平十年(898年)に創祀された。宮道大明神・二所大明神とも称されている。

 平安時代初期、宇治郡司宮道弥益は、醍醐天皇の生母藤原胤子の祖父で、その邸を寺としたのが勧修寺であると伝える。

 後世、宮道弥益・列子をはじめ、藤原高藤(胤子父)・定方・胤子等勧修寺ゆかりの人々を合祀、近辺にその遺跡もあり、醍醐天皇をめぐる人々の華やかな物語や、古代山科発展の歴史を今に伝える古社である。

 高藤の後裔は、勧修寺流藤原氏として朝廷で枢要な地位を占め、また宮道氏は、武家・寺家蜷川氏としてともに繁栄、活躍した。

 本殿は明治二十三年に再建されたものであるが、この度、この由緒ある神社が後世永く栄えんことを願い、本殿覆屋・拝殿の修復と境内の整備を行ったものである。

平成十二年五月吉日
宮道神社崇敬会  




宮道神社 ご祭神



宮道神社 鳥居


 宮道神社の鳥居は小さめです。背が高い人は鳥居をくぐる時に頭をぶつけてしまうかもしれません。(^^;)

 大きさの比較のために、鳥居右側に私が持っていたペットボトルを置いて撮影してみました☆
(撮影後はちゃんとペットボトルを持ち帰りましたよ。)




宮道神社


 宮道神社は、さまざまなご縁結びの願いを叶えてくださる神社だそうです。(-人-) 

 こんなに晴れた日に参拝できたのも何かのご縁♪




宮道神社 歌碑

拝殿隣りにある歌碑


解説より

  清みましし
御祖のことも
   偲ぶばれん
永久に鎮まる
 宮道の社


 宮道神社のご神前に跪きます時は、今はとこしえに澄んで清らかな神代のご祭神となっておられるご当社の宮道・藤原家の方々が偲ばれます。
 この方々のご事蹟は、百人一首や今昔物語集などが伝え記しておりますが、この様な偉人賢人を先徳に仰ぐ当地は、誠に幸せな事であり、必ずやご祭神神霊は、永久に当地に鎮座され、地元をご守護下さいます。
 特に平成十九年十月は、宮道列子命の壱千百年祭に当たられ、そのご仁徳を偲び、報恩謝徳のため、ご神前に敬って、一首を奉呈させていただいた次第であります。

大本山勧修寺門跡
筑波常遍 詠・書   




宮道神社

宮道神社 横から見たところ





ご本殿の裏側では、躑躅(ツツジ)が咲いていました。



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