花橘亭〜なぎの旅行記〜平安時代好きの京都旅行記新秋の京都2010風俗博物館




風俗博物館



1、法華八講  〜貴族最大の娯楽・法会聴聞〜
『枕草子』「小白河といふ所は」より


その1の続きです。

■見どころ

 二藍の(ふたあい)の直衣(のうし)が年齢の違いによって色が異なるのが見どころのひとつです。

 二藍とは、藍(あい)を所定の色に染め、それを紅花(べにばな)の紅(くれない)を重ねて染めた紫系の色です
 若いほど紅(くれない)の色を濃くし、年齢が上がるとともに紅を薄くしてあります。

青文字=レジュメより)





 藤原道隆(みちたか)
 <24歳>

 中宮定子の父
 藤原実方(さねかた)

 済時の養子格
 藤原義懐(よしちか)
 <30歳>

 法会の数日後に出家。
 藤原為光(ためみつ)
 <45歳>






  藤原済時(なりとき)
 <46歳>

 小白河第のあるじ。
  藤原佐理(すけまさ)
 <43歳>
 藤原相任
 <16歳>

 済時の息子。




 朝座(あさざ)の講師(こうじ)を務める清範(せいはん)。
 文殊の化身と称された説教の名人でした。





2、平安四季絵巻〜裁縫の上達祈願、文月・七夕〜へ




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