花橘亭〜なぎの旅行記〜平安時代好きの京都旅行記新秋の京都2010風俗博物館





風俗博物館



1、法華八講  〜貴族最大の娯楽・法会聴聞〜
『枕草子』「小白河といふ所は」より


その1

 小白川といふ所は、小一条大将殿の御家ぞかし。そこにて上達部、結縁の八講したまふ。

で始まる『枕草子』「小白川(小白河)といふ所は」の段の様子を具現化された展示です。

 場所は、小一条の大将 藤原済時(ふじわらのなりとき)の白河にある邸宅でのこと。
 寛和2年(986年)旧暦の6月、法華八講の法会が営まれました。

 清少納言は牛車の車中から説教を見聞きしています。

 平安時代、貴族にとって精神的な疲れを癒す法会は大きな娯楽のひとつでした。

青文字=レジュメより)




本尊:普賢菩薩










牛車に乗った清少納言




同じく清少納言




後に来たる車の女君



その2へ続く。




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