花橘亭〜なぎの旅行記〜平安時代好きの京都旅行記新秋の京都2010風俗博物館





風俗博物館



2、平安四季絵巻  〜裁縫上達祈願、文月・七夕〜
『源氏物語』「幻」より




 『源氏物語』「幻」の巻で、亡くなった紫の上を偲び、七夕の夜に源氏が和歌を読む場面があります。紫の上生前の姿として具現化された展示です。


※七夕について詳しくは、風俗博物館公式サイト文月(七月)のページをご覧ください。




梶の葉に和歌を書いて織女星を祭る源氏




明石の姫君




紫の上




角盥(つのだらい)に星をうつして眺めます。




 七夕に食べる索餅(さくべい)<麦縄(むぎなわ)>は唐菓子のひとつ。厄除けの食べ物です。




芒(すすき)に糸をかけて裁縫の上達を願う女童たち。




庭の祭壇。
牽牛星と織女星への供え物。




 追風用意。一晩中、火取香炉で香をくゆらせ、二星にたむけています。




装束を誂える女房たち




 写真左:食事用の台である高杯(たかつき)。
 写真右:高杯を逆さにし、底の部分に油杯を置き、燈心を油に浸して火を灯しています。
⇒「高杯燈台(たかつきとうだい)」と呼ばれます。





3、四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識へ




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