『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」初春の京都



初春の京都
〜2007年1月17日〜

せんとうごしょ
仙洞御所 その1


仙洞御所 北池 仙洞御所 北池

大宮御所の潜り門をぬけると池とお庭が広がっています。

北池は元々は大宮御所の庭園でしたが北池と仙洞御所の南池が掘割で結ばれ、池と庭園がひとつになりました。
仙洞御所 北池
阿古瀬淵 阿古瀬淵(あこせがふち)

この辺りに、平安時代初期の歌人・紀貫之(きのつらゆき)の邸があったと伝わっています。(実際の紀貫之邸はもう少し南だったようです。)

「あこせ」の由来は、一説によると貫之の幼名・阿古久曾(あこくそ)にちなんだものといいます。
紀氏石碑 紀氏石碑

阿古瀬淵の北には、紀氏遺蹟の石碑が建っています。
鎮守社 鎮守社
中島への土橋
雌滝(めたき)

南池にある雄滝に対して雌滝があります。
八つ橋 八つ橋と南池

八つ橋の上には藤棚がしつらえられています。
藤が咲く季節は素敵でしょうね!
小野小町 草紙洗の石

謡曲「草紙洗小町」で有名な草紙洗(そうしあらい)の石。
宮中での歌合せの時に大伴黒主が小野小町を陥れようとして歌会前夜、小野小町の邸宅に忍び込み、小町が詠んだ歌を万葉集に書き写しました。歌会当日、小町が詠んだ歌を万葉集にある古歌だと大伴黒主が訴えたところ、小町がその紙を水で洗って文字が消えたため証がたったといいます。


謡曲にちなんだ石を庭に配するとは面白いことですね。
南池の出島 南池の出島

画像右側に見えるのは、八つ橋です。
雄滝(おたき) 画像左側に見える滝が雄滝(おたき)
画像右側平らな石が草紙洗の石


大宮御所>仙洞御所1>仙洞御所2




『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」初春の京都