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平安な秋の京都
〜2006年10月26日〜
平安宮内裏内郭回廊跡
●所在地 | :京都市上京区下立売通土屋町西入南側 |
●交通 | :市バス「千本出水」または「千本丸太町」下車 |
平安宮 内裏内郭回廊跡 桓武天皇延暦13年(794)に遷都された平安京の中心をなす宮殿の一画は現在の千本丸太町一帯の地に置かれていた。 そのうち天皇の住居であった内裏は大極殿のあった千本丸太町の東北方のこの地域に東西57丈(約218米)の広さで造られていた。 この内裏は厳重な築地回廊で囲まれていた。その遺跡の一部は、昭和38年の下水道工事で知られ、昭和44年、48年の発掘調査でさらに明らかとなった。その結果、ここには内裏内郭の築地回廊の西南部が埋もれており、その基壇西縁の凝灰岩羽目石、束石、地覆石が遺存し、約30米の長さにわたって東北方向に延びていることが確かめられた。この回廊の幅は約35尺(10,5米)である。平城京、長岡京の内裏築地回廊と同規模である。 この回廊跡は、現在知られている、内裏の確実な遺跡としては唯一のものであり、朝堂院、豊楽院における遺跡の一部と共に、平安京研究上重要な基準となるものである。 昭和49年4月 平安博物館 発掘調査 |
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内裏築地回廊推定断面図と基壇上積復元図 |
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隣りの敷地にも 「史跡 平安宮内裏内郭回廊跡」 の看板があります。 2008年3月に「源氏物語ゆかりの地」説明板bV 史跡 平安宮内裏内郭回廊跡が設置されました。 |
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