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風俗博物館
5、局(つぼね) 〜女房の日常〜
「老いを拭って長命祈願、年中行事・重陽」
「偏つぎ」「身嗜み、髪の手入れ・化粧」
旧暦9月9日は重陽(ちょうよう)と呼ばれます。菊の花は万病を避け、不老長寿を保つ薬草として重用されていたので、その菊花の霊力を戴き、邪気を払い長寿を祈って菊酒を飲み、御帳台や長押には魔除けの茱萸嚢(ぐみぶくろ:現在の山椒と小菊)を吊るし、菊の着せ綿という風習を行うことがされました。 (青文字=レジュメより) ※重陽の節句について詳しくは風俗博物館公式サイトの長月(九月)のページをご覧ください。 |
菊の着せ綿は重陽の日の前日に菊花に真綿をかけておき、一晩おいて菊花の朝露を移した綿で体を拭うと老いが避けるという風習です。 |
菊の着せ綿で体を拭う女房。背後の几帳には茱萸嚢(ぐみぶくろ)が吊るされています。 |
「偏つぎ」をする女房と髪の手入れをしている女房。 |