花橘亭〜なぎの旅行記〜平安時代好きの京都旅行記飛鳥・奈良・京都


ふたいじ<なりひらでら>
不退寺<業平寺>

●所在地 :奈良市法蓮東垣内町517
●交通 :近鉄「新大宮」駅下車 徒歩約15分



 平城天皇の孫で阿保親王の子である在原業平(ありわらのなりひら)が開基したと伝わる寺であることから「業平寺」とも呼ばれています。(*^ー^)ノ


在原業平の系図 
在原業平



不退寺

門前の木々がトンネルのようになっていました。


不退寺

不退寺の南大門


祈りの回廊


 折りしも「平城遷都1300年祭」の゛奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳 祈りの回廊”による在原業平朝臣画像の特別御開帳期間<春季:2010年3月1日〜5月31日/秋季:10月1日〜11月23日>に参詣することができました。




説明板

  不退寺由来

仁明天皇の御勅願により、在原業平朝臣の建立になる当時は南都十五大寺に数えられた古刹である。
大同四年(809)平城天皇御譲位の後、この地に「萱の御所」を造営せられ、阿保親王(平城天皇の皇子)の歿後、その皇子であった在原業平朝臣が承和十四年(847)詔を奉じて旧居を精舎とし、父親王の菩提を弔うと共に本尊聖観音像を安置して衆生済度のために「法輪を転じて退かず」と発願し、不退転法輪と号し、略して不退寺(業平寺)と称した。


重要文化財 南大門 (鎌倉時代)
  本堂 (室町時代)
  多宝塔  (鎌倉時代)
  聖観音菩薩 (平安初期)
  五大明王像 (平安中期)
県・文化財 阿保親王像 (鎌倉時代)
  地蔵菩薩像 (平安初期)
重要文化財 舎利塔 (鎌倉時代)
  石棺 (古墳時代)
  石率都婆 (鎌倉時代)

 
↑秘宝特別展の期間の表記は省略しました。





不退寺 本堂



 庫裏と本堂内を特別拝観しました。在原業平に関連した様々な寺宝の解説を拝聴しながら直接見ることができてよかったです!!

 本堂のご本尊は、在原業平作と伝わる聖観音菩薩像<業平観音>です。



石棺

庫裏の北にある古墳時代の石棺





不退寺の本堂側から見た南大門




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