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いんじょうじ
引接寺
千本ゑんま堂
●所在地 | :京都市上京区千本鞍馬口下る閻魔堂34 →地図を見る |
●交通 | :市バス「千本鞍馬口」下車 |
⇒千本ゑんま堂公式ホームページ |
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千本ゑんま堂 引接寺 光明山歓喜院引接寺と号する寺院で、本尊として閻魔法王を祀り、一般に「千本ゑんま堂」の名で親しまれている。 開基は小野篁卿(802〜853)で、あの世とこの世を往来する神通力を有し、昼は宮中に、夜は閻魔之庁に仕えたと伝えられ、朱雀大路頭(すざくおおじがしら)に閻魔法王を安置したことに始まる。 その後、寛仁元年(1017)、叡山恵心僧都の法弟、定覺上人が「諸人化導引接佛道(しょにんけどういんじょうぶつどう)」の意を以って当地に『光明山歓喜院引接寺』を開山した。 現存の閻魔法王は、長享2年(1488)に造立されたもので、高さは2,4メートルある。篁卿は『お精霊迎え』の法儀を授かり、塔婆供養と迎え鐘によって、この地を現世浄化の根本道場とした。囲碁、宗旨・宗派を問わない民間信仰が続いている。 五月に行われる千本ゑんま堂大念佛狂言は、京都三代念佛狂言のうつ唯一の有言劇で、京都市無形民族文化財に指定されている。 名桜「普賢象桜」は咲いた時に双葉を持ち、花冠のまま落ちる珍しい桜である。往時、この地に桜が千本あったことと、精霊供養の「千本卒塔婆」に由来して、「千本」という地名が生まれたと言われている。 また圓阿上人が至徳3年(1386)に建立した紫式部供養塔は、貴重な十層の多重石塔で、国の重要文化財に指定されている。 京都市 |
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