『花橘亭〜なぎの旅行記〜』「平安時代好きの京都旅行記」菊花の京都



菊花の京都

〜2008年10月24日〜




京料理 六盛

「創作平安王朝料理」


一進 「祝菜(ほがいな)」


祝菜(ほがいな)


 御物(おもの)は高く盛り付けられたご飯です。
御物のまわりに並べられている料理を「おまわり」といいます。

 平安時代は一品につき一枚の皿に盛り付けられていました。一つのお皿に複数の品を盛り合わせるということはなかったのだそうです。

 どのお料理も美味しかったです。(*^-^*)


御物 御物(おもの)

白米のご飯です。

円柱状ではなく上の方ほど大きくなっていることが写真でおわかりいただけると思います。

かたく盛り付けられているので、少しずつ箸でほぐしながらいただくという感じ。

ぱらぱらとご飯が崩れ落ちるようなことはありませんでした。

「おまわり」が結構、塩気があるのでご飯が進みます。

御物は残してもよいしきたりになっています。
蘇 蘇(そ)

牛乳を煮詰めて作りますが、なかなか製造が難しいのだそうです。

濃厚なチーズのような感じ。
塩気はなく美味しかったです♪
いくらでも食べられそう。

お早めに召し上がってくださいとのことでした。

藤原道長は蘇にハチミツをかけた「蘇蜜(そみつ)」が好物だっといいます。
醢(ししびしお) 醢(ししびしお)

長芋の上に海鼠腸(このわた)がのせられていました。

後世の塩辛にあたるそうです。
お酒がすすみそうな辛さがあり、とろっとした食感。
焼蛸 焼蛸(やきたこ)

蛸は弥生時代から食べられていたそうです。
焼いてある蛸。
ふつうに美味しいです。
脯宍(ほじし) 脯宍(ほじし)

猪(いのしし)のお肉。
少し脂がこってりした感じがありました。
脯魚(ほしいお) [月昔]魚(ほしいお)

魚の肉を切って干したもの。
こちらは、鱚(きす)。

下に大根おろしが敷かれており、あっさりとして美味しかったです。
脯鳥(ほしどり)

雉(きじ)を塩漬けして天日干ししたもの。
鶏肉よりは歯ごたえがありました。
蒸鮑(むしあわび) 蒸鮑(むしあわび)

蒸した鮑。
肉厚な鮑の食感が味わえて美味しかったです。
楚割(すわやり) 楚割(すわやり)

干した鰹(かつお)。


美味しくって、お酒をおかわりしてしまいました。
ほろ酔い気分?ヽ(´ー`)ノ


二進へ続く。

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