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平成20年11月14日(金)→30日(日)開催 |
■『枕草子』第265段 単衣(ひとえ)は より 単衣(ひとえ)は 白き。 〜(略)〜 黄ばみたる単衣など着たる人は、いみじう心づきなし。練色(ねりいろ)の衣どもなど着たれど、なほ単衣は白うてこそ。 (訳:単衣(ひとえ)は 白いのがよい。 〜(略)〜 黄ばんでいる単衣などを着ている人は、ひどく気に入らない。練色(ねりいろ)の衣(きぬ)なども着ることがあるけれど、やはり単衣は、白いものに限る。) 【本文・訳 引用:「新編日本古典文学全集18 枕草子」 小学館】 ※練色の衣=わずかに黄味がかった色の衣<衵(あこめ)や袿(うちき)> 単衣(ひとえ)は、本来、肌に直接身につける下着のことでした。 この段の前後では男性用の装束である「指貫(さしぬき)」・「狩衣(かりぎぬ)」・「下襲(したがさね)」の好みを書き綴っているので、この段の「単衣(ひとえ)」も女性用ではなく男性用の「単衣」を指しています。 男の下着の色は白がいいわよね!絶対、白!!O(≧▽≦)O ・・・というノリで清少納言は書いたのでしょうか。(笑) |
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