『花橘亭〜なぎの旅行記〜』「平安時代好きの京都旅行記」錦秋の京都紫の縁in大覚寺




むらさき   ゆかり
紫の縁 〜源氏物語の世界〜

於 旧嵯峨御所 大覚寺門跡
夜間特別拝観 「闇夜に照らされる千二百年の悠雅」

平成20年11月14日(金)→30日(日)開催




十二単

胸元のいろどり。





これから脱ぎます!!
檜扇(ひおうぎ)が裏側になってます・・・。(^^;)



袿姿

唐衣(からぎぬ)と裳(も)を脱ぎました。
袿姿(うちきすがた)となります。



袿姿

一番下に着ている
(ひとえ)の白さが際立っています。


ちなみに清少納言は白い単を好んでいたようです。(*^-^*)


『枕草子』第265段 単衣(ひとえ)は より

 単衣(ひとえ)は 白き。 〜(略)〜 黄ばみたる単衣など着たる人は、いみじう心づきなし。練色(ねりいろ)の衣どもなど着たれど、なほ単衣は白うてこそ。

 (訳:単衣(ひとえ)は 白いのがよい。 〜(略)〜 黄ばんでいる単衣などを着ている人は、ひどく気に入らない。練色(ねりいろ)の衣(きぬ)なども着ることがあるけれど、やはり単衣は、白いものに限る。


【本文・訳 引用:「新編日本古典文学全集18 枕草子」 小学館】

※練色の衣=わずかに黄味がかった色の衣<衵(あこめ)や袿(うちき)>


 単衣(ひとえ)は、本来、肌に直接身につける下着のことでした。

 この段の前後では男性用の装束である「指貫(さしぬき)」・「狩衣(かりぎぬ)」・「下襲(したがさね)」の好みを書き綴っているので、この段の「単衣(ひとえ)」も女性用ではなく男性用の「単衣」を指しています。


 男の下着の色は白がいいわよね!絶対、白!!O(≧▽≦)O


・・・というノリで清少納言は書いたのでしょうか。(笑)




「紫の縁〜源氏物語の世界〜」において
時代衣裳体験をできてとても楽しかったです。o(^-^)o

大覚寺の皆様、(株)井筒企画のスタッフの方々、
偶然、写真撮影をお願いしまして快く引き受けてくださった方々、
ありがとうございました。<(_ _)>



大沢の池

大沢の池

水面に写る木々の姿が美しいです。








こののち、くたくたさんのダンナ様と合流して
くたくたさんご夫妻と晩ごはんをご一緒しました。

楽しくて美味しい時間をありがとうございました!!ヽ(^o^)丿



15日に続く。



『花橘亭〜なぎの旅行記〜』「平安時代好きの京都旅行記」錦秋の京都紫の縁in大覚寺