『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」新緑の京都紫の縁ZONE2 みとれ処




むらさき   ゆかり
紫の縁 〜源氏物語の世界〜

― 京都文化博物館でび手にれる平安貴族のい ―

平成20年4月26日(土)→5月18日(日)開催




ZONE2 みとれ処



明治・大正・昭和時代

皇族女子盛装









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当てていただくと各名称が表示されます。





単から表着までのそれぞれを一枚ずつ
重ねて着ることを「てんでん前(まえ)」というそうです。
(参考:『新訂国語総覧』  京都書房 発行)





江戸後期の姿と比べると、全く印象が違いますね。(°O°;)








十二単の構成









名称 読み方 なぎメモ 江戸後期との違い
大腰(おおごし)の左右から出ている小紐(こひも)と小腰(こごし)で裳を結びつける。
先に小紐で結び、その上から小腰を結ぶため小紐は見えなくる。
※懸帯<掛帯=かけおび>が廃され、小紐(こひも=通常、小腰に隠れて見えない)と小腰(こごし)で裳(も)を腰に結びつける。
唐衣 からぎぬ 晴れ着の一番上に着る袖幅が短く上半身だけの衣。 ※打衣(うちぎぬ)が五衣(いつつぎぬ)の上、表着(うわぎ)の下に着られるようになる。
表着 うわぎ 唐衣の下に着るもの。
打衣 うちぎぬ 表着の下に着るもの。
五衣 いつつぎぬ 袿(うちき)を五枚重ねることから「五衣」と呼ばれる。
ひとえ 裏地がない。
長袴 ながばかま 既婚の方は緋色(ひいろ)。
未婚から結婚して第一子を出産されるまでは濃色(こきいろ=濃紫色)の袴が着用される。
※展示されていた人形の場合、小袖と袴が濃色(こきいろ)であることから、未婚女性だとわかる。
白小袖 しろこそで 一番下に着装。未婚の場合は濃色の小袖を着装。
しとうず 指の股のない足袋のようなもの。



 十二単の現在の正式名称は「五衣・唐衣・裳(いつつぎぬ・からぎぬ・も)」です。
 皇后陛下が着装される十二単は、「御五衣・御唐衣・御裳(おんいつつぎぬ・おんからぎぬ・おんも)」と呼ばれます。



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