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風俗博物館
1、舟楽
『源氏物語』「胡蝶」より
源氏36歳の旧暦3月20日の晩春、昨年の8月に完成した六條院の紫の上(28歳)が住まう東南の町の「春の御殿(おとど)」において、新造した龍頭鷁首(りゅうとうげきす)の潜水式があり、雅楽寮の楽人を召して舟楽が催されました。 (青文字はレジュメより引用。) よそでは盛りが過ぎたはずの桜がここでは今を盛りに咲き誇り、緑を増した柳が枝を垂れています。山吹の花も咲きこぼれて真っ盛り。 秋好中宮に仕える若い侍女たちが龍頭鷁首の舟に乗って春の御殿の池を訪れています。 |
渡殿の廊をめぐる藤の花の色も紫濃く、次々と咲き始めています。 |
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