『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」初春の京都



初春の京都
~2007年1月15日~

定期観光バス
~源氏物語 千年のときを超えて~ 
「源氏物語」ゆかりの地をたずねて



定期観光バス うるわし  『隣のおばちゃん 成逸女性会』の 隣のおばちゃん と一緒に、定期観光バスに京都駅前から乗車しました。

 『うるわしコース~源氏物語 千年のときを超えて~ 「源氏物語」ゆかりの地をたずねてです。(^o^)/

 今回はコースの行く先々で案内係の方がいらっしゃって解説を聞くことができ、とてもよかったです。(^^)v
京の冬の旅 「定期観光バス特別4コース京の冬の旅」パンフレットをいただきました。
 HP作成の際、参考にさせていただきました。





しょうせいえん<きこくてい>
渉成園<枳殻邸>

●所在地 :京都市下京区下数珠屋通間之町東入東玉水町

 渉成園は真宗本廟「東本願寺」の別邸で、かつて周囲に植えられていた枳殻(からたち)の生垣にちなんで枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。
 嵯峨天皇の第八皇子で『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルのひとりともいわれる源融(みなもとのとおる)の六条河原院苑池を意識して作庭されたものです。
 六条河原院の苑池では奥州塩釜の風景を模して難波から海水を運ばせて塩焼きを楽しんだといいます。

 現在の庭園は1641年(寛永18年)徳川家光から寄進を受けた本願寺宣如上人が、1653年(承応2年)、石川丈山らとともに築いた池泉回遊式庭園です。

冊子「名勝 渉成園-枳殻邸-」  冊子「名勝 渉成園-枳殻邸-」をいただきました。このページを作成するにあたって参考にさせていただきました。
高石垣と枳殻(からたち) 高石垣と枳殻(からたち)
高石垣

 長い切石や礎石、石臼、山石や瓦など様々な石を組み合わせて築かれています。
高石垣
庭園北口 庭園北口から入ります。
手前の建物が臨池亭(りんちてい)、奥の建物が滴翠軒(てきすいけん)。 手前の建物が臨池亭(りんちてい)、奥の建物が滴翠軒(てきすいけん)
傍花閣(ぼうかかく)

 園林堂<持仏堂>の東方、山門にあたる位置に建てられています。

 マウスカーソルを画像に当ててみてください。
 正面から見た傍花閣がご覧になれます。→
傍花閣(ぼうかかく)
園林堂(おんりんどう)

 傍花閣に対応する持仏堂です。
園林堂
源融の供養塔

 九重の石塔で塔身には四方仏が彫られ、基礎の格狭間(こうざま)には蓮華が彫刻されています。


 画像にマウスカーソルをあててみてください。
別角度から見た塔をご覧になれます。→
源融の供養塔
印月池(いんげつち)

 東山から上る月影を水面に映して美しいことからこの名がつけられました。

 池の南には臥龍堂(がりゅうとう)<南大島>があります。かつてこの島に鐘楼堂があったことにちなみます。
印月池(いんげつち)
侵雪橋(しんせつきょう)と北大島に建てられた茶室縮遠亭(しゅくえんてい)を臨む。
ろう風亭(ろうふうてい)

 “ろう”の字は“門”の中に“良”が入った字です。
 室内から見た苑池が最も美しいといわれています。
 いただいた冊子の表紙写真がろう風亭から見た景色となっています。
閬風亭(ろうふうてい)
漱枕居(そうちんきょ)

 印月池の南に位置し、水上にのりだすように建てられています。
漱枕居
縮遠亭(しゅくえんてい)

 印月地に浮かぶ北大島に建てられた茶室です。
縮遠亭
塩釜の手水鉢 塩釜の手水鉢(しおがまのちょうずばち)

 手水鉢の一形式として全国の庭園にある「塩釜の手水鉢」の手本となるものです。北大島にあります。
塩釜

 同じく北大島にあります。
 石組みの横穴が設けられ、底に井筒があります。
形が塩を製造する「塩釜」とそれを屋根で覆う「塩屋」の様子に似ていることから塩釜と呼ばれています。
塩釜
回棹廊(かいとうろう) 回棹廊
おおげんかん 大玄関(おおげんかん)

 1884年(明治17年頃)大宮御所より移築されたものです。


源融(みなもとのとおる)と河原院については、当サイト内
“『源氏物語』光源氏の邸宅「六條院」を歩く”をご覧下さい。




廬山寺へ




『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」初春の京都