『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」初春の京都



初春の京都
〜2007年1月14日〜


ほうこんごういん
法金剛院

●所在地 :京都市右京区花園扇町49
●交通 :市バス「花園扇町」下車
:JR「花園」駅下車 徒歩5分


 830年頃 天長7年頃 右大臣清原夏野の山荘があり、死後、寺として双丘寺(ならびがおかでら)と称した。
 858年 天安2年 文徳天皇が大きな伽藍を建て、天安寺とされた。
1130年 大治5年 鳥羽天皇中宮・待賢門院藤原璋子が天安寺を復興し、法金剛院とされた。
広大な面積の寺であり、御堂のほかに待賢門院の寝殿が建てられ、極楽浄土を模した庭を造り、四季折々の景観は素晴らしかったという。



↓現在の姿↓
法金剛院 境内


門  門
拝観受付  拝観受付
律宗 五位山 法金剛院 正式には
律宗 五位山 法金剛院
といいます。
南天  南天とお堂

法金剛院は、花の寺と呼ばれ、春の桜・夏の蓮が特に美しいことで知られています。
「法金剛院」の額

 ここで靴を脱いでお堂に上がります。
 本尊の阿弥陀如来をはじめとした仏様に合掌。
 お地蔵様 お地蔵さま
 仏足石 仏足石
 椿 椿
庭園
「青女(せいじょ)の滝」


平安時代の滝で発願者は、待賢門院。
作者は僧・林賢(りんけん)と静意(じょうい)。


水が流れていないのが残念です。(^^;)

マウスカーソルを画像に当ててみてください。→
水が流れている時の画像(2003年夏撮影)がご覧に慣れます。

「青女(せいじょ)の滝」



待賢門院堀河の歌碑


 待賢門院堀河

 ながからむ 心もしらず
黒髪の みだれて今朝
 は物をこそ思へ


百人一首にも収められている有名な歌ですね♪


待賢門院堀河 (たいけんもんいんのほりかわ)
生没年未詳
院政期の歌人。
父は、村上源氏の神祇伯 顕仲。
待賢門院に出仕して女房名を「堀河」と名乗る。
1142年(永治二年)、待賢門院の出家に際して落飾。
1145年(久安元年)、待賢門院の崩御にあって、家集「堀河集」を自撰。仏道に専心し、保元・平治の間(1156年〜1160年)に、60才前後で他界したと考えられる。



池泉廻遊式浄土庭園です。
池には島が配してあります。
 夏の蓮の季節は、とても素晴らしいです!(^o^)/
椿  椿


鳥羽天皇皇后花園西陵




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