『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」春は名のみの京都



風俗博物館


1 「藤裏葉」より六條院における灌仏会(かんぶつえ)
≪六條院春の御殿 寝殿母屋・南廂・西廂にて:藤裏葉より≫


灌仏会

源氏39歳(太政大臣)の4月8日
六條院において「灌仏会(かんぶつえ)」が行われました。

「灌仏会(かんぶつえ)」とは・・・
 釈迦が誕生した折、竜が清浄の水を吐いて釈迦の身を灌いだという故事に倣って、誕生仏に五色の香水を灌ぐ儀式で、その親しみやすさから現在も花祭りとして身近に根付いている儀式である。

<博物館レジュメより>

汗衫姿の女童  寝殿東廂にいる正装・汗衫(かざみ)姿の女童
公達  東側の南廂に公達が座っています。
伴僧  伴僧ふたり
 誕生仏像が灌仏台の上に置かれています。
 左右の龍の口からは五色の糸が出ています。
 供僧が時の花の散華を行っています。
 右から、源氏・内大臣・夕霧・柏木・弁少将 の順に座っています。 源氏・内大臣・夕霧・柏木・弁少将
内大臣と夕霧 内大臣〔右〕と夕霧〔左〕

 夕霧<18歳・宰相の中将>はこの前日に内大臣の娘・雲井雁(くもいのかり)と結婚したばかり♪
 結婚二日目を迎えた夕霧は気もそぞろです。
 寝殿南廂を西から見たところ。 寝殿南廂
 寝殿西廂 寝殿西廂
寝殿西廂の女房  西廂に控えている女房たち
寝殿西廂の女房


2 「藤裏葉」より許諾の宴 〜夕霧と雲居雁の結婚〜へ


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