『花橘亭〜なぎの旅行記〜』「平安時代好きの京都旅行記」[梅香る京都]




物詣姿
〜壺装束〜

公家や武家の女性が外出する際の姿です。



袿をからげ、裾をつぼめています。

むしのたれぎぬのおかげで外からは顔が見えにくいです。
これだったら、外を出歩いても安心です!ヽ(^o^)丿




私は小池笑芭さん所有のウイッグをおかりして付けています。
(写真は、笑芭さん・明さんに撮っていただいたものです。)


首から下げている包みは、懸[掛]守(かけまもり)

胸元から背中に掛けている赤い帯は、懸[掛]帯(かけおび)です。
背中で帯を結ぶことで袿の合わせ目が拡がるのを防ぎます。

「[新版]社会人のための国語百科」(編者代表:内田保男・石塚秀雄/発行:(株)大修館書店)によると、懸帯は 物詣のための物忌のしるし だそうです。

明さん 後ろ姿。



日本文化フォーラム21で展示されていた壷装束を見てみる?




赤字部分は「日本女性服飾史」から引用させていただきました。<(_ _)>
参考 
・「日本女性服飾史」 井筒雅風 著/光琳社出版 発行
『風俗博物館〜よみがえる源氏物語の世界〜』
「日本服飾史」 → 3.武装の伸展→ ●つぼ装束にむしの垂れぎぬの旅姿




物詣姿で散策へ



『花橘亭〜なぎの旅行記〜』「平安時代好きの京都旅行記」[梅香る京都]