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風俗博物館
1、明石姫君の入内 〜姫君の通過儀礼・婚礼〜
『源氏物語』「藤裏葉」より
牛車<糸毛車(いとげのくるま)>に乗る明石の姫君。明石の姫君のそばには源氏の姿がありました。 明石の姫君は東宮のもとへ入内します。 |
糸家車(いとげのくるま)は牛車の一種で、絹の縒糸(よりいと)で屋形の上部を覆い飾り、上に金銀のか文を散らして糸の押さえと装飾をかね、腰下の庇(ひさし)の先端に糸を垂らしたもの。 (青文字=レジュメより引用。か=穴のしたに果がある字。) 写真左側に見える牛車は源氏が乗ると思われる唐車(からぐるま)が控えています。 |
写真左 明石の姫君を見守る紫の上。 写真中央に 紙燭(しそく)をかざす下仕の女房の姿があります。 |
写真手前に見える牛車が網代車(あじろぐるま)です。女房たちが乗るのでしょうか。 ■見どころ 今回の展示では、糸家車(いとげのくるま)・唐車(からぐるま)・網代車(あじろぐるま)の3種類の牛車を見比べることができます。(*^-^)b ※風俗博物館公式サイトの牛車の種類のページに詳しく紹介されています。 |
今回のリニューアルで寝殿と東の対の間にある透渡殿や渡殿のしたをくぐって壺庭から見学できるようになりました。 くぐる際、頭をぶつけないよう、ご注意くださいね! |
壺庭の位置から東廂に控えている女房たちも見ることができます。以前はこの角度から見ることはできませんでした。 |
東廂にはお膳の用意がされていました。こういった華やかな舞台の裏側が見られるのも風俗博物館のおもしろさです。 |
リニューアル後、寝殿の上部に鏡が設置されました。鏡が設置されたことで寝殿の塗籠(ぬりごめ)の様子を見ることができるようになりました。 塗籠には装束や楽器が置かれているようです。 |
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