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「遣唐使再現プロジェクト」
再現 遣唐使船


場所  :門司港 (福岡県北九州市門司区)
撮影 :2010年5月12日
「遣唐使船再現プロジェクト」 再現遣唐使船



 2010年5月12日、再現遣唐使船が中国・上海への渡航途中に門司港レトロ地区にある西海岸に寄港しました。

 角川文化振興財団による「遣唐使船再現プロジェクト」によるもので、文献や絵巻物を参考に、約7ヶ月かけて制作されたそうです。

 実際に見ることができてよかったです。O(≧▽≦)O


5月 8日:大阪港出航
5月 9日:倉橋港入港(11日出港)・・・広島県呉市
5月12日:門司港入港(13日出港)・・・福岡県北九州市
5月13日:博多港ベイサイドブレイス入港・・・福岡市
5月15日:青方港入港(16日出港)・・・長崎県南松浦郡新上五島町
5月16日:福江港入港(17日出港)・・・長崎県五島市
5月18日:長崎港入港(19日出港)・・・長崎市


 遣唐使が辿った航路と同様に日本巡航ののち、6月9日に上海に到着。(但し、中国へは貨物船によって運ばれました。)

 6月11日以降、上海万博会場にて式典や関連イベントが催されたようです。



再現遣唐使船

船の横についている棚のような部分を「艪棚(ろだな)」といい、
この部分に漕ぎ手は座って、艪を漕ぎます。

「遣唐使船再現プロジェクト」の公式サイトでは、漕ぎ手も募集されていたのでした。
(エンジン航行も可能です。)



再現遣唐使船

全長約30メートル、幅9,6メートル、帆は13メートル



網代帆  2本の帆柱(ほばしら)のうち、片方の網代帆(あじろほ) が揚げられていきます。

 なんと人力!(°O°;)
網代帆  網代帆(あじろほ)はパタンパタンと音をたてながら、揚がっていきます。


 青いシートに覆われているのは太鼓。

 その後ろに見える神社のような建物は、大阪の住吉大社の神様をお祀りしているそうです。

 航海安全祈願☆ 
網代帆  頑張れ〜!p(*^-^*)q 
再現遣唐使船  帆柱2本のうち片方の網代帆(あじろほ)が揚げられました! 

 風が強いためか、網代帆は傾き、船は大きく揺れていて冷や冷やしました。

 やがて、帆は降ろされたのでした。
(危険と判断されたのかも?)




再現遣唐使船

再現遣唐使船の背景に見えるのは、関門海峡と関門橋。
関門海峡は航海の難所です。対岸は山口県下関市。



遣唐使 遣唐使

船の後部に掲げてある旗や船の舳先には「遣唐使」の文字が記されています。


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