『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」[桜咲き誇る京都]風俗博物館




風俗博物館
2006年上半期展示

5、入道の宮<幻>より
〜出家した後の女三宮のもとを訪ね亡くなった紫の上の偲ぶ源氏〜

源氏香 幻

(春の御殿、寝殿西面と見立てる)

入道の宮<幻>より

源氏51歳の夏、紫の上が亡くなりました。(享年43歳)
年が改まり、六條院に再び春が訪れました。

閼伽棚に向かう女房 閼伽棚に向かう女房
入道の宮<女三の宮>  入道の宮(女三の宮)

柏木との不義の子、薫をもうけた女三の宮は罪の重さに耐えかね出家しました。
源氏  源氏の君と源氏に背を向ける女三の宮

 すれ違う心が痛々しいです。
薫  

 柏木と女三の宮との子で5歳。
無邪気に遊んでいます。

 のちの宇治十帖での主役となります。
匂宮  紫の上ゆかりの女房が匂宮(におうのみや)を抱いています。

 匂宮は明石の中宮と今上帝との三の宮で6歳。


 のちの宇治十帖で薫と活躍します。


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