『花橘亭〜なぎの旅行記〜』>「平安時代好きの京都旅行記」>初秋の京都
風俗博物館展示
野宮の別れ〜六条御息所と源氏〜
≪東の対・北廂にて:源氏物語「賢木」より≫
野宮の潔斎所の仮屋、六条御息所が住む北の対と見立てています。
源氏二十三歳(右大将)の九月の七日、晩秋の野宮へ月のさしかかる夕暮れに忍んで六条御息所を訪ねてゆく。 六条御息所は娘である斎王(のちの梅壺中宮→秋好中宮)に従い伊勢の斎宮に同行することが決まっています。 源氏は榊を手に物越しの対面に臨み、簀子から御簾をかきあげ上半身を差し入れているところです。 |
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しっとりした情緒のある場面のはずが、源氏の君がいたずらっぽく覗いているように見えてしまいます。(笑) | |
角度を変えてもう一枚。 |
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