『花橘亭〜なぎの旅行記〜』「平安時代好きの京都旅行記」初秋の京都



風俗博物館展示
紫の上と梅壺中宮の春秋優劣論

≪寝殿・北廂にて:源氏物語「少女」より≫

源氏香 少女


寝殿北廂にて

六條院 春の御殿 寝殿と見立てています。

 源氏三十五歳の九月、その年の八月に完成した六條院に移り住んだ御殿において、春の御殿に住まう紫の上と秋の御殿を里邸とする梅壺中宮(のちの秋好中宮)の間で春秋の優劣をめぐる歌の応酬があった。<博物館解説より>

 梅壺中宮からの使いで、夕暮れに春の御殿にやってきた美しい女童

 正装汗衫姿です。


 紫の上
梅壺中宮から贈られた様々な秋の花や紅葉の素晴らしいものが入った箱の蓋を眺めています。
源氏の君

 源氏
梅壺中宮から贈られた歌をよんでいます。
細工つくりBefor  紫の上は年中緑色が変わらない松と苔に岩根の趣向を沿えて、春の緑の素晴らしさを称えた歌を返歌しました。

 写真は、女房たちの松と苔と岩根の細工づくりの様子。
細工つくりAfter  完成しました!



寝殿に戻る   女房の局へ




『花橘亭』「平安時代好きの京都旅行記」初秋の京都