『花橘亭〜なぎの旅行記〜』>「平安時代好きの京都旅行記」>[梅香る京都]
風俗博物館出張展示<西陣・岩神座ホール>
明石の女御の出産
≪寝殿北廂にて:「源氏物語」[若菜]より≫
一番奥で御帳台(みちょうだい)の中におられるのが
これから出産される明石の女御(13歳)です。
当時は、座産でした。
白い装束と白い室礼で統一された空間です。
手前にいる女房たちは邪気を払うために
打撒(うちまき=米を撒く)をしています。
邪気を退散させるための鳴弦(めいげん)。
矢をつがえず、弦を鳴らします。
祭文を読み上げる陰陽師
安産祈願の御修法をする僧
悪霊を呼び移す「寄りまし」の女童
トランス状態です。
産所はとてもにぎにぎしい雰囲気のようです。(^^;)
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